冬のオリンピック・パラリンピックの
招致を
目指してきた
札幌市は、
招致の
時期が
想定以上に
遠のいたとして、
来週19
日に
関係団体などと
意見を
交わした
上で、
今後の
招致活動を
停止する
方向で
調整しています。
冬のオリンピック・パラリンピックをめぐっては、2030年大会と34年大会が札幌以外の候補地に一本化され、38年大会についてもIOC=国際オリンピック委員会がスイスと優先的に対話を進めるとしたことから、札幌市が目指してきた大会の招致は見通せなくなりました。
札幌市の秋元市長は「招致活動を具体的に進めることができない状況で立ち止まって考える必要がある」と述べ、関係者と協議して今後の方針を決める考えを示していましたが、12日、来週19日に市内のホテルで道や経済団体のほか、JOC=日本オリンピック委員会などと意見交換を行うと発表しました。
関係者によりますと、札幌市は招致の時期が想定以上に遠のいたとして、今後の招致活動を停止する方向で調整しているということです。
札幌市としては2014年から続けてきた活動に区切りをつける一方で、世界的な温暖化を踏まえ競技環境に適した気象条件が整う優位性などから、将来の大会開催の可能性を残したいという思惑もあるものとみられます。